【プレゼン動画有】農業機械メーカー「OREC」が仕掛ける!プロダクト/グラフィック/建築デザイナー達による挑戦とは。
こんにちは!カーデザインアカデミーです。
2016年3月16日、草刈機などの小型農業機械製造をおこなう「オーレック*」のブランドリニューアル発表会に招待されたので行ってきました!カーデザインアカデミーの講師を勤める、やまざきたかゆきさん*がデザインを担当した、オーレックの主力商品である小型草刈り機「ラビットモアー」の新型コンセプトマシンも披露されました。
株式会社オーレック = 1948年に創業。福岡県に本社を構え、草刈機・管理機・耕うん機・運搬車などをオリジナリティあふれる発想で製造販売をおこなう。ORECは“草と共に生きる”というブランドコンセプトでオンリーワン・ナンバーワンのものづくりを創業より続けています。▶HPはこちら
やまざきたかゆき氏 = 株式会社本田技術研究所に入社。若者に特化した商品開発を得意とし「Ape」や「ZOOMER」のコンセプト、デザインを担当。個人の活動として、アクセサリーブランドproduct_cを主催。近年では、若者向け原付スクーター「GIORNO」。42th東京モーターショーショーモデル「motor compo」は世界各国で注目を集めた。2012年、同社を退職しpdc_designworksを設立。2014年、Car Design Academyの講師に就任。2015年の東京オートサロンではDAIHATSU D-SPORTコペンを担当するなど、独立後も精力的に活動している。カーデザインアカデミー講師も勤める。▶インタビュー記事はこちら
では早速、デザイン視点を中心に、ご紹介していきます!
会場は、東京都渋谷にあるイベントスペース。
構想期間を含め約3年をかけたORECブランドリニューアル発表会とあって、会場は緑と白のORECカラーで染まり、多くの記者や関係者で満員に。
ORECの今村社長の挨拶では、「農業においては、若者の参入者はまだ少ない。我々が農業はカッコ良くて稼げる!という道を作り、若者にも気に入ってもらえる草刈り機になればいい。新ブランドコンセプト“草と共に生きる”には、そんな強い想いが込められています。」と語ってくれました。
新型コンセプトマシン「ラビットモアー」がこちら!
こちらのラビットモアーのデザインを担当したのが、ORECの新ブランドコンセプト「草と共に生きる」を飛び越え、まるで草そのもののようになってしまったやまざきたかゆきさん 笑
<OREC DESIGNに込めた想い>
・絶対的な主軸が、ブランドコンセプトである「草と共に生きる」を崩さない
・「今までなかったもの」
・ラビットモアーが「OREC DESIGN」の顔になっていけるようなデザイン
では、デザインコンセプト等含めた、やまざきたかゆきさんのプレゼンテーションをどうぞ!
一般の方でも理解出来て、とてもわかりやすい内容になっています。
とても愛着がわくような、まさに愛犬のポチのような存在でいたい。とプレゼン内でも語っていたように、
泥臭い、ダサい、等の農業のイメージを刷新させるデザインだと感じました。
今回の新ブランド戦略には、やまざきたかゆきさんの他にも、
株式会社エイトブランディングデザイン代表、ブランディングデザイナーの西澤明洋さん。▶HPはこちら
木下昌大建築設計事務所代表、1級建築士の木下昌大さん ▶HPはこちら
第一線で活躍する一流の方々が一緒にチームをくみ、取り組んでいます。
ORECのブランディングをおこなっていく上での想い、ロゴのデザインについてなど、
ブランディングデザイナーの西澤明洋さんに語って頂きました。
そしてブランド戦略の一環として、「オーレック・グリーンラボ長野」というショールームを建設中。
そのデザインを手掛けたのが、1級建築士の木下昌大さん。
あくまでも、主役は「オーレック製品」であるからこそ、外観はとてもシンプルに。多数の製品を飾れるような工夫、全てのはりを木で作るなど、親しみやすい雰囲気を演出しました。また農作業の繁忙期でもすぐに修理できる工場を併設しており、修理風景もショールームから覗けるようになっている、と語ってくれました。
ORECの新ブランディングはまだ始まったばかり。
農業就業人口は、2000年から15年間で約200万人程減少しています。
プロダクト、グラフィック、建築等のデザインにより、農業のイメージを変える事ができるのか。
少なくとも何かの“きっかけ”になる事は、間違いないでしょう。
途中のセッションでは、株式会社みやじ豚の代表を務める宮治勇輔さん、
株式会社アグリガーデンスクール&アカデミー代表の堂脇広一さん、オーレックの今村社長による、
農業の明るい未来をテーマに、熱い話が繰り広げられました。
最後に。
こちらの記事を読んでみて、いかがでしたか。
カーデザインを勉強すれば、車はもちろん、様々なデザインができるようになる。
あなたも多岐にわたり活躍するデザイナーを目指してみませんか?