#11 CDAコンペティション中間チェックを公表します! | Car Design Academy [カーデザインアカデミー]|オンラインのカーデザインスクール

#11 CDAコンペティション中間チェックを公表します!

こんにちは。カーデザインアカデミーです。
今回は、現在行われている”CDA受講生限定:#11 CDAデザインコンペティション”の中間チェックの様子をお伝えします。
参加者は国内外の大学生・社会人はもちろん、14才の中学生(!)からプロのデザイナーまで。幅広い層の参加者が約一ヶ月間という短い期間でデザインを競い合っています。
CDAデザインコンペティションとは?

テーマ
「Cセグメントクロスオーバー」

取り回しや使い勝手において適度なサイズのCセグメント。(TOYOTAカローラ等のサイズ)それに新たな価値を付加してより魅力的な車をデザインする事が今回のテーマ。
「クロスオーバー」の定義は、“異なる要素の掛け合わせ”。
例えば、”クーペ x クロカン” のように異なるジャンルの掛け合わせであったり、”低価格 x スポーツ” といった組み合わせなど。
受講生たちがどのような組み合わせで、どんな価値観を提案するのかが評価のポイントです!

デザイン審査員長は山下敏男先生

今回も審査員長を務めてくださるのは、日産自動車にて「フェアレディZ Z32」をはじめ数々の名車をデザインされた山下敏男先生です。
山下敏男先生の記事はこちら

作品とアドバイス

今回は中間チェックなので、提出条件は簡単なコンセプト資料とラインドロースケッチとしていましたが、何人かの(気合いが入った)受講生は最終提出レベルのコンセプトボードを作成したり、ペイントで仕上げたスケッチを提出する方もいました。ここでは、提出された作品の一部を公開します。

コンセプト:Z世代に向けた、SUVとRoadsterをかけ合わせたデザインの車 

アドバイス:デザインされた車からは、車らしいスタイルを感じますが、車に興味を示さないZ世代の若者が、このタイプの車を欲しがるのかという点をよく考えた方が良いでしょう。これだけ高いスケッチスキルをもっているので、既存の車のカテゴリーにはない、G世代のための全く新しい車をデザインしてみましょう。

コンセプト:パンデミックにおいて、感染者を自宅から病院まで運ぶ自動運転車両の提案。

アドバイス:パトカーと救急車を掛け合わせた提案はユニークですね。スタリリンクテーマをオリガミとしている点も車の大きさが変化する機能とマッチしてて良いですね。ただ、救急車としてはスペースが狭すぎる点が気になりました。もし十分なスペースが必要ないようなら、その事をプレゼンボードでしっかりと説明すべきでしょう。

コンセプト:福祉車両 x グランツーリスモ。車椅子ドライバーがエキサイティングに乗れるスポーツカーの提案。

アドバイス:狙いが良いですね。スポーツカーを運転したい車椅子ドライバーはいると思いますし、ワクワクさせる提案だと思います。ただスケッチにおいては、全高1450mmを想定していると思いますが、それよりもかなり低く見えます。その高さの感じでは、車椅子の方が乗車し辛い印象を受けてしまいますので、サイズ感に気を付けてスケッチしましょう。

コンセプト:スポーツ x ユーティリティ

アドバイス:スケッチは巧みでスタイルも良いのですが、コンセプトがPORSCHEのPanameraと近すぎると思います。スポーツと一言でいっても様々なタイプがありますので、ユーザーにどのようなスポーツ体験をさせたいのか、もっと深く考えて見ましょう。

コンセプト:ジェットコースターライド x MPV

アドバイス:提案したい事は理解できますが、なぜこの車が必要なのか伝わりません。縦一列で乗車するスタイルは面白いのですが、なぜその座り方が良いのかをきちんと説明できるようにしましょう。また、ジェットコースターの要素が強すぎて、クロスオーバーという感じがしません。MPV(マルチパーパスビークル)らしさもうまく表現するようにしましょう。

コンセプト:オフィス x モビリティ

アドバイス:現在のパンデミック状況下に合った提案で、ニーズを感じます。ただし、”移動するオフィス”という単純な考え方にならないよう、気をつけましょう。デザインする上で移動体らしく見える事も大切な要素です。

コンセプト:こちらも同じくオフィスとモビリティを掛け合わせた提案。

アドバイス:こちらの車のコンセプトも必要性を理解する事ができます。しかし、ここで提案されている事は日本ではミニバンでほとんど実現できそうに見えます。新しい価値を提案するためにも、近いコンセプトの車を詳しく調べるようにしましょう。そして、この車でユーザーにどの様な体験を提供する事ができるのかもよく考えるようにしましょう。

いかがでしたか?まだラフな段階の作品ですが、ひとつのテーマに対して様々な提案が集まるのはコンペティションならではの醍醐味です。この作品たちが最終作品でどのように変化するのか、最終審査後に公開する予定の#11 CDAデザインコンペティション結果発表の記事を楽しみにお待ち下さい。

CDAデザインコンペティションとは?

CDA受講生限定で行われるデザインのコンペティションです。既にCDAを修了した方でも自由に参加できるこのコンペティションは、単なるデザインの競争ではなく、教育を目的としたイベントです。受講生がより多くのことを学べるよう、作品制作の途中段階で山下先生のアドバイスが受けられる「中間チェック」を設けており、デザインワークショップの様に作品制作を進めることができます。受講生たちは先生からのアドバイスはもちろん、他の受講生作品からより多くのことを学ぶことができる機会となっています。

これまでのコンペ記事はこちら

現在受講生募集中です。

オンラインでカーデザインが学べるCDAでは現在受講生を募集しています。ご興味をお持ちの方は下のリンクからコースの詳細をご覧ください。
※コピックマーカー32本セットプレゼントキャンペーン実施中です。
CDAエクステリアデザインコース
CDAインテリアデザインコース

2週間の無料トライアルコースもご用意しています。

CDAトライアルコース

Facebookでシェア Twitterでシェア はてなブックマーク LINEでシェア
CAR DESIGN ACADEMY

TOPへ