【画像71枚】インドネシアのモーターショーに行ってきた!受講生レポート
こんにちは!インドネシアでカーデザイントータルコースを受講しているビソノです。
みなさん、ガイキンド・インドネシア国際オートショー(GIIAS)はご存知ですか?東南アジアで最大規模を誇る国際的なオートショーのことなんですが、今年のGIIAS2015(8/20〜30)に足を運ぶ事ができたので、その模様をみなさんにお伝えしたいと思います!中でもコンセプトカー3台(ダイハツから2台、ホンダから1台)が世界初公開され、注目を集めました。その他にもブース毎にたくさんのクルマがあり、色々なクルマを見ることができたので、とても貴重な機会でした。
それでは、まずオートショー1番の注目を集めた世界初公開の3台、ダイハツFXコンセプトとFTコンセプト、ホンダBR-Vプロトタイプからご紹介していきたいと思います!
ダイハツは新型SUVのコンセプト車2台を発表。FXコンセプトは、ダイハツの小型車の技術を生かしたクロスオーバーSUVです。車両寸法は全長3800×全幅1690×全高1580mmで、ホイールベースは2455mm。1.2リットルエンジン搭載の縦置き後輪駆動を基本としたレイアウトが採用されています。フロントフェースはヘッドライトとアッパーグリルが一体式で、よりシャープな印象になりました。
リアは、左右が繋がったリアコンビランプのデザインが特徴的。
そして、Bピラーレスデザインになっています。
コンパクトなFXに比べて、FTコンセプトは7人が十分に乗れるミッドサイズのSUVです。1.5Lガソリンエンジンが搭載され、車両寸法は全長4350mm×全幅1750mm×全高1690mmで、ホイールベースは2585mm。
ホンダもまた新型クロスオーバーユーティリティビークル「BR-Vプロトタイプ」を世界初公開しました。BR-Vは、SUVらしい外観とハンドリングに加え、広々とした室内空間と多彩なユーティリティを兼ね備えています。
1.5L i-VTECエンジンを搭載し、走行性能と優れた燃費性能を両立しています。BR-Vは、2016年初めにインドネシアで発売され、その後、他国での発売が予定されています。
それでは、ブース毎に見ていきましょう!
特にインドネシアで人気を誇るクルマを中心にご紹介したいと思います。
ダイハツ工業
ダイハツは、GIIAS2015開催直前に、こちらの新型セニア「Great New Xenia」を発表しました。インドネシア専用の多目的自動車セニア(Xenia)はトヨタ自動車とダイハツ工業の共同開発車で、2004年の発売以来、インドネシアで絶大なる人気を誇ります。
こちらのブースでは、セニアがエクステリア、インテリア、そしてシャーシ、3つのパートに分かれて展示されていて、どのような構造になっているのか、来場者にも分かりやすく展示されていました。わたしも見ていてとても楽しかったです。
ダイハツ工業からは他にも、ウェイク、ココア、ムーブカスタムが展示されていました。
トヨタ・アストラ・モーター社
よく見ると、車体にTAMのロゴが見えると思います。TAMはToyota Astra Motor(トヨタ・アストラ・モーター)の略で、トヨタ自動車のインドネシア現地法人です。そしてTAMはGIIAS2015でヤリス・コンバーティブル、ヤリス・ヘイカーズ、アギア・kojoを出展していました。
ヤリス・コンバーティブル
ヤリス・ヘイカーズ
アギア・kojo
トヨタ自動車
トヨタ・グランド・ニューアバンザ・ヴェロッツ
アバンザはインドネシアでトップ売上を誇るモデルの一つです。その上級グレードのアバンザ・ヴェロッツは新しいバンパーのデザインと共に登場しました。
トヨタMirai、量産型として世界初のセダン型燃料電池自動車。
i-Roadは前輪2本、後輪1本の三輪設計になっている「コンパクトで爽快なモビリティ」をテーマに掲げて設計された超小型電気自動車。
ヴェルファイア、アルファードハイブリッド
マツダ
マツダからは、限定モデルのマツダ2リミテッド・エディションが出展されていました。
ハッチバック型に限りインドネシアで限定200台が販売されます。
スズキからは、マイナーチェンジされたエルティガ、シアズと、ハッチバックのiK.2がインドネシア初のお披露目となりました。
エルティガのフェイスリフトモデル「スズキ ニュー・エルティガ」
iK.2
シアズは2015年末ごろインドネシアで販売予定です。
マイナーチェンされたエルティガ、カリムンワゴンR GS、セレリオ
日産自動車
日産自動車は主に電気自動車と、インドネシアで人気がある車を展示していました。
電気スポーツカーのエスフロー
ナバラ、ティアナ
三菱自動車
アウトランダーPHEV コンセプト-S
いすゞ
MU-X
レクサス
LF-LC
LF-SA
他のメーカーからは既に発表されている最新モデルが展示されていました。
ルノーキャプチャー
メルセデス AMG GT S
シボレー スティングレー
BMW MINIカントリーマン
タタ・モーター
日野自動車
中国企業 上海汽車の商用車ブランドMAXUS
Maxus V80
デンソーのブースではクルマのフレームが展示されていたり、クラクションの視聴体験コーナーも!
とてもエキサイティングな空間でした!
GIIAS2015の熱気と雰囲気が少しでも読者のみなさんに伝わったなら幸いです。
ビソノさん、とても貴重なレポートをありがとうございました!
ガイキンド・インドネシア国際オートショー(GIIAS)2015は、来場者数45万1645人、販売台数17,077台、車両売上げ5兆4500億ルピア(日本円で約448億円)を記録し、11日間の会期を終えました。
この発表からもお分かりの通り、GIIASはインドネシアで新型車の発表をする貴重な場であると共に、新車販売をオートショー会場で行うディーラーショーの側面も持ち合わせています。他のモーターショーでは見られない、とても面白い点ですよね!
更に、日本を筆頭にグローバル展開をしている企業は、グローバル事業におけるインドネシアの重要性が増しており、インドネシア現地のニーズに見合った商品開発をするなどメーカー間の攻防が繰り広げられています。
インドネシアの自動車市場は、東南アジア最大の自動車産業の拠点となりつつありますので、来年のGIIASも目が離せませんね。