フェアレディZ Z32デザイナー山下氏が教える|スピードフォルム講義動画 | Car Design Academy [カーデザインアカデミー]|オンラインのカーデザインスクール

フェアレディZ Z32デザイナー山下氏が教える|スピードフォルム講義動画

皆さんは、「日産フェアレディZ Z32」を知っていますか?

日産フェアレディZ Z32 のデザインは山下敏男氏が担当しました。フェアレディZのワイド&ローなデザインは、時を経ても決して古びることがありません。現在でも世界中に大勢のファンがいて、年一回歴代のフェアレディZを集めた「ZCON*」というイベントが開催される程、スポーツカー史上、最高傑作のひとつといえます。

ZCONと言うのは、日産自動車が販売している、歴代のフェアレディZを集めた、アメリカ国内で開催されている年一回のイベント。“Z-CAR CONVENTION”の略で、全米の“Z Car Club”をまとめている“Z Car Club AssociationZカークラブ協会)”が主催しています。記事:【Food de Soul vol.1 山下敏男氏執筆】フェアレディZ世界最大級の祭典『ZCON』レポート 

 

そんな山下氏は、カーデザインアカデミー講師として就任して以降、『次世代で活躍する人材の輩出』を掲げ、特別講義や様々な取り組みを行っています。そして今日は、“スピードフォーム”について学べる、山下氏の講義動画をダイジェスト版としてご紹介!

“スピードフォーム”は、カースケッチを描く上でとても重要です。本編は受講生のみしか視聴できませんが、少しでもヒントを掴んでもらえたらと思います。

カーデザインアカデミー創設理由とは。

2013年開校以降、カーデザインアカデミーでは、カーデザイナーを日本国内外から輩出してきました。そもそもなぜオンラインでカーデザインを教えようと思ったのか。ここでひとつカーデザインアカデミー講師であり、創設メンバーのひとりである喜屋武 タケル氏の高校時代の実体験エピソードを紹介したいと思います。

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*CDA受講生作品

「高校時代、デザインについて詳しく話せる相手が周りにいなくて、憤りを感じていました。でも、東京でデザインの学校に通い始めるとそんな悩みが一気に解消されたんです。クラスメイトや新しくできた友達と共に、デザインについて語り合えて、時には自分のデザインについて、鋭い指摘や批評を受ける事もありました。

そのような経験から、日本国内に留まらず世界中のカーデザイナーを目指す全ての人たちにとって、カーデザイナーを目指す仲間ができ、その仲間と自由にコミュニケーションが取れ、同時に良質なデザインの教育を受けられる、そんな学校を作れたら最高だなと思いました。現状、カーデザインは秘匿性も高い為、カーデザイナーの存在さえ知らない人もいるでしょう。ですから当面の私の目標は、カーデザインアカデミーの活動を通して、カーデザインの仕事の楽しさを若者に伝え、またカーデザインを学ぶ者同士の繋がりを作り、彼らの才能を開花する手助けをしていきたいと考えています。」

 

と講師の喜屋武タケル氏は語ってくれました。

 

アカデミーの受講生について。

当アカデミーにて勉強するひとり、カナダ在住の海外受講生Alireeza Saeediさんは、大学に通いながら日系の自動車メーカーへの就職を目指しています。

Alireeza Saeediさんは、2016年夏に開催された〝アルティメット・カーデザインバトル2016〟にカナダから参加。「スケッチバトルという競い合う環境の中で、自分の考え方や技術を見つめ直す良い機会になりました。」と何かを掴んだ様子でした

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*Alireeza Saeediさんの作品

他にも、インドネシア出身のAgri Bisonoさんは「カーデザイントータルコース」を修了後、実際に日本でカーデザイナーになる夢を実現しました。また桑沢デザイン研究所(渋谷のデザイン専門学校)にて、プロダクトデザインを学ぶ中島さんは、本田技研研究所にカーデザイナーとして就職が決まっています。

中島さんは、家に帰ってからも、毎日カーデザインの復習をする時間を確保し、土日はガソリンスタンドや整備工場で働きお金を稼ぎながら、造形の勉強をしていました。こんな彼でも「インターンシップに参加した中で、スケッチは下手な方でしたね。」と語る一方、内定を得られたのは、彼の強い想いがカースケッチからプロに伝わったからかもしれません。講師の喜屋武と二人三脚で内定を得る為に、最後の最後までポートフォリオをブラッシュアップし続けたからこそ。まさに、ひたむきな姿勢と努力の賜物だと言えます。

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*Agri Bisonoさんの作品

カーデザインを学ぶ仲間と切磋琢磨しながら、現役プロカーデザイナーから直接指導を受ける環境の中で、多くの受講生たちが成長を実感し、夢の実現に向けて毎年自動車メーカーに対して、ポートフォリオを送っています。

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