校長のあいさつ
“デザインを学びたい方に、プロによる質の高いカーデザイン教育を提供する”
これは創立当時から掲げている言葉です。
私は沖縄出身で、学生時代に“プロダクトデザインを仕事にしたい”の一心で上京しました。
当時、デザインを仕事にする為の方法を模索しましたが、
地元にいながら自分が納得できる専門的なデザイン技術を学べる環境はありませんでした。
それから十数年経った現在も、その状況に大きな変化はなく、
レベルの高いデザインを学ぶ為の学校は都市部に集中しています。
様々なことがオンライン化されている昨今、デザインを学べる環境を自分達で作り出せないか。
モダンデザインを踏まえた現場で通用するデザインのスキルを伝えられる場所を作ることができないかと考え、
カーデザインアカデミー(Car Design Academy=CDA)を前校長の仲宗根と共に立ち上げました。
CDAは世界各国から、美術系大学生だけでなく
プロダクトデザイナーを志望する高校生や工学系の学生、デザインスキルを高めたいプロのデザイナー、
そしてデザインを学びキャリアに活かしたいと考える工業系のエンジニアや経営者の方まで、
様々な想いで学ぶ人たちが集まるスクールに成長しました。
また、各社大手メーカーのデザイナーとなった卒業生とは、
今度はデザイン業界で働く仲間として繋がっていけるのもの嬉しい限りです。
多種多様な方々が、同じ環境で学び、お互いの作品を知り、競い合う事で
想像以上の化学反応が起きています。
お互いをリスペクトしながら、オンライン上で繋がり、技術を習得できる。
創立当初は想像していなかった状況にこの上ない幸せを感じております。
しかし、この現状の愉悦に浸ることなく、CDAが今よりもさらに受講生の自己実現を叶えるスクールになるように、
そして世界中のデザイナーを志す人たちの助けとなるべく、一層の努力を続けてまいります。
カーデザインアカデミー校長 喜屋武 タケル