Lesson 1はカースケッチの基本中の基本である、線の引き方とパースペクティブ(遠近法)の学習です。
デザイン学生のスケッチ等で、一見うまく描けているようでも、パースが崩れて不自然に見えるスケッチをよく見かけます。
その理由は、基礎を疎かにしてクルマのスケッチを描いているからです。
初心者だけでなく、カースケッチを描いた経験のある方こそ、もう一度しっかりと学びましょう。
プロのカーデザイナーは車のスケッチを描くだけではなく、色々なセクションの人たちとコミニケーションを取りながらプロジェクトを進めていきます。
もしあなたがカーデザイナーになったら、現場でエンジニアと設計について打ち合せる場面が必ず訪れるでしょう。そのときに重宝するのがスケッチです。議論しているパーツなどをその場でスケッチして、ビジュアル化して共有することにより、問題解決の糸口を探るきっかけを作ることもデザイナーの大事な役目です。そのスケッチを描くためには、正確にパースペクティブと比率をとる能力が必要です。レッスン1はその2つの基礎を身につけるための学習となっています。
単調でつまらない練習に思えるかもしれませんが、デザイナーのベースを作るとても重要なレッスンですので、しっかりと練習するようにしましょう。
ミーティングなどの議論の場で実際に使われたスケッチ。問題点や解決案をビジュアル化することでプロジェクトを円滑に進める事ができる。
プロのデザイナーの中には、現役の今もなお、線引き練習をスケッチ前の準備運動として続けている方もいます。
線の練習は継続して毎日5分以上行うことをおすすめします。
綺麗な線を引くためには手や腕の動かし方や、姿勢も大事なポイントになります。長いストロークで線を引くためには手首を動かさずに腕を振るようにしましょう。また、肩に力が入りすぎると線が硬くなってしまいますので、肩の力を抜いてリラックスして線を引くようにしましょう。
姿勢については、机と平行に座るのではなく、腕を振りやすい角度で机と体を開くように座りましょう。
そして肘ではなく、肩を支点にして腕を振ってみてください。そうすると、無理なく腕が動かせるので、直線が引きやすくなります。この方法は直線だけでなく、曲線の場合も同じです。
テキストと参考資料をダウンロードして、動画と一緒にご確認ください。
※「オプション」の「ダウンロード」をクリックして資料をダウンロードしてください。
【Lesson1 直線の練習】
【Lesson1 円の練習】
【Lesson1 曲線の練習】
【直方体と円柱と傾斜した立体の描き方】
【傾斜面を持つ立体の3Dバーチャルモデル】
「傾斜面を持つ立体」について テキストや動画で説明していますが、より理解できるように 3Dバーチャルモデルを用意しました。
以下のリンクをクリックすると3Dモデルを閲覧することができます。 このモデルをよく観察して 3次元の立体を2次元で表現するとどのように見えるのかを確かめながら練習しましょう!
カーデザインアカデミーではデジタルペイント以外の作品の解像度を200ppiで提出していただくルールとなっております。スキャニングする際に機器側で設定をしていただくか、PHOTOSHOPやSAIをお持ちの方は画像変更機能を使ってで設定してください。
解像度変更の設定方法 【PHOTOSHOP】
解像度度変更の設定方法 【SAI】