いくら良いデザインのクルマを考えても、スケッチで表現できなければその良さを十分に伝えることは出来ません。
逆に、いくらスケッチがうまくても、コンセプトがしっかりしていないと愛されるクルマを生み出すことは難しいでしょう。
また、クルマは一人では造れません。多くの人とコミュニケーションを取りながら、 造り上げていくので、プレゼン力やコミュニケーション力も必要です。
また、採用されるためには、この人と一緒に働きたいと思わせる人間性や魅力を備えることも大事かもしれません。
考えれば考えるだけ、無数に出てきそうですね。
結局どれが一番大事なの?先は遠いなぁなんて諦めないでください笑
一番大事なのは、カーデザイナーになるための必要な要素を洗い出し、優先順位を付けて一つ一つ着実に身につけていくこと。
なぜなら!この先きっと、あなたにはこういう瞬間がでてきます。
「思うように上達しないなぁ」
「周りと比べて才能ないのかな」
「こんなに練習して上達するのかな」
まさしく雑念です。なぜこんな雑念が浮かんでくるのかというと、自分の成長感を感じることが出来ないから。
そうなると、無意識に練習をしないでもいいように言い訳を探すようになります。
「テストで忙しすぎて練習できない。」
「仕事が忙しすぎるから絵が描けない。」
「今日は寝不足だから明日にしよう。」
忙しい、という言い訳をする人ほど、テレビを見たり、ネットサーフィンはしっかりしているものです笑
言い訳をすればするほど夢は遠のきます。今までにない素晴らしいクルマを造るのがカーデザイナーの仕事。
言い訳を探すのではなく、手段や方法を変え、あらゆる角度からアプローチして実現させるための可能性を探すのが、あなたの目指している仕事の本質です。
ではどうすればいいか。目標を達成するための要素を洗い出し、アクションに落としこんでひとつひとつ真摯に取り組むことです。
「スケッチがうまくなりたい」というのは単なる願望です。願うだけでは上達しません。
このレッスンでは、目標を達成するために必要な要素を洗い出し、具体的なアクションに落とし込む、ということをやってもらいます。
今の自分に足りないことを把握しながら、CDAが修了するまでの間に実行できる、72のアクションを設定してみてください。
*思いつかない方は全てのマスを埋める必要はありません。赤色の枠だけでも埋めてみましょう。
このレッスンでは、目標を達成するための思考法を実践を通して身につけて欲しいので、自分で考えることがとても大事。
間違いはありませんので、自分なりに精一杯考えてみてください。
Car Design Academyの監修を務める栗原さんがよく言う言葉があります。
「デザイナーになりたいと思っててもなれないよ。行動しなきゃ何も変わらない。」
Car Design Academyを受講しているという時点で、あなたはもう動き出しています。
たくさん練習して、良い作品を造って、発表して、応募して、企業に採用の枠が無ければ、あらゆる手段を使ってコンタクトを取って、ポートフォリオを送って見てもらう。
何度やってみても、それでもダメなら、海外のメーカーにもコンタクトしてみる。
自動車メーカーだけでなく、デザイン会社を探してアプローチしてみる。
考えうる限りの手段を試して、それでもダメなら、イチからもう一度チャレンジする。
それくらいの気持ちで取り組める人は、きっとカーデザイナーの切符をつかみとれると思います。
最後に、皆さんご存知の熱い元プロテニスプレーヤーの名言をご紹介します。
100回叩くと壊れる壁があったとしますよね、
でもみんな何回叩けば壊れるかわからないから
50回で諦める人もいれば99回で諦める人もいる。
それってもったいないじゃないですか。
あきらめちゃいけないんですよ。
松岡修造
最初から10000回叩くつもりで頑張りましょう^ ^