Part1に引き続き、“採用”にフォーカスしていきたいと思います。
Part2では、採用に直結する可能性がある、プレゼンテーションの基本について説明していきます。
3-1 プレゼンテーションについて
皆さん、プレゼンは得意ですか?
もし上がってしまったらどうしよう・・・
言葉が詰まってしまったら・・・
頭が真っ白になってしまったら・・・など
不安な気持ちになったりはしませんか?カーデザイナーを目指す上で、プレゼンテーションは、新卒も中途も避けては通れない道です。
最低限の心構えを説明していきます。まず、プレゼンテーションの基本について説明していきます。
【伝える方法】
皆さんが一生懸命作成してきた、ポートフォリオ(資料)を使い、あなたの言葉で誰かに伝える。
このスタイルが最も一般的なスタイルです。
【伝える内容】
「何を」伝えるのか、これはとても重要です。
上手に伝える技術で、3つのポイントがあります。
それは、“意見”、“事実(根拠)”、“感情”です。
【伝える順序】
プレゼンは誰かに伝える為の手段です。
まず相手側に「興味」をもたせなければなりません。
その後は、なるほどね。と「理解」してもらう。
そして、それはとてもいいね。と「合意や共感」を得る。
最終的には、「行動」を起こしてもらう事ができれば最高です。
3-2 目的と目標について
何のためにプレゼンテーションをおこなうのか?(目的)
プレゼンテーションを終えた後に、どんな状態になるのがいいのか?(目標)
ここの部分は、しっかりと明確に決めておくべきです。少し視点を変えて、考えてみましょう。
新卒の場合、インターンシップの最終日に発表として、プレゼンをおこなわせる理由はなぜでしょうか?
中途の場合は、実技試験で議論を交わしたり、考えをまとめて発表することが、要求される事もあるでしょう。
冒頭の採用でも話したように、「会社に貢献できるか否か」を判断する為です。
デザインスキル、アイディア、思考、人柄など、総合的にみているでしょう。
どの部分が重要視されるかは、企業によって異なります。
一度紙に書いて考えてみましょう。
3-3 情報収集の重要性
例えばあなたの目標が、「企業のデザイン部に採用される」事としましょう。
採用される基準は何か?一目置かれる為のポイントは何か?
少しでも傾向がわかれば、何を語り、どのように振る舞えばいいのか、わかります。
単に自分の言いたい事を伝えるのがベストではないという事です。
では、どのような情報を収集するべきか?ここでも目的と目標について、もう一度考えてみましょう。
これらが明確になれば、おのずと誰に何を聞くべきかは、浮かんでくるはずです。
その集めた情報を精査して、分析して、仮説を立てていけば、傾向と対策がとれると思います。
学生の場合、インターンシップでは、プロセスがとても重要視されます。結果だけを見たければ、わざわざ何週間も実施する必要はないからです。
ただ中途の場合であれば、少ない面接の場で伝えなければなりません。
4 最後に。本質を考えよう
もし、プレゼンが失敗しても不採用になった直接的な原因ではないでしょう。
1発勝負の数分で採用の可否を決める事は企業にとってもリスクがあるからです。
重要なのは、総合的な判断材料となるプロセスです。
これまで採用やプレゼンについて、様々な切り口から説明していきました。
あ〜頭が痛いと感じる方もいるかもしれません。
我々が皆さんに1番伝えたいメッセージとしては、「考える癖」をつけてほしいという事です。
採用において、絶対的な正解なんて、誰にもわかりません。
考える事こそが、目標を達成する確率を少しずつ上げてくれます。
例えば、恋愛に置き換え考えてみてはどうですか?
似ている部分は大いにあると思います。戦略も十人十色です。
皆さんが考える、カーデザイナーになる為に必要な要素とは何か。
もう一度、本質を考えてみましょう。