Lesson5・6・7は引き続きクォータービューのスケッチ練習です。
このパートでは、車を描く際の作図の仕方から仕上げまでを学習し、自分のものにします。
練習する際には、サイドビューを傍に置いて形状に矛盾が生じていないか確認しながら描きましょう。
また、この学習は講座3回分ですので提出する作品も3種類あります。詳しくは課題を確認して下さい。
スケッチのビューが難しくなるほど、パースの基礎が大事になってきます。どんな物でも、3次元のものを2次元で表現する場合はパースの原則に当てはまります。
下絵の段階では必ずパースガイド線を入れるようにしましょう。
パースを感覚で正確に描く事は困難ですが、パースの基本的な事さえ抑えていれば、多少正確でなくても不自然には見えません。
ここでいうパースの基本とは「HL上にあるVPに線が向かう」事と「楕円は手前と比べて奥は細く見える」事です。
この点をしっかりと意識して描くようにしましょう。
車は人が乗り込んで運転“どのようにして配置され、どのような姿勢で乗るのか”という事が重要です。
デザインを考えるとき、乗員が配置されるレイアウトを決める事からしましょう。
参考テキストには1/20スケールの人形データ(ファイル名:cda torso for layout)をイラストレーターとPDFで用意しています。
人形は各パーツごとに切り分けられるものになっています。また、参考テキストの中に1/20スケールのサイドビューも入っています。
これらのデータを使って、人形を配置してレイアウト検討に活用してください。
※ファイル「 for_layout.ai 」には人形データが含まれています。
上の図は車のタイプ別ポジション例です。スポーツ走行を楽しむ事を目的としたスーパースポーツは低く座り足を伸ばしています。
対照的に、使い勝手優先のミニバンでは、空間を広く使えるように着座位置は高く、足はイスに座るくらい曲げています。
自分の立てたコンセプトにはどのようなポジションが適切かよく考えるようにしましょう。
テキストと参考資料をダウンロードして、動画と一緒にご確認ください。
※「オプション」の「ダウンロード」をクリックして資料をダウンロードしてください。
【クォータービュー下絵】
【クォータービュー仕上げ】
【リアクォータービュー下絵】
【リアクォータービュー仕上げ】
【タイヤ・ホイールの描き方】
【スポークの描き方】
【赤ペンを用いた作図法】
この作図法は、Lesson1やLesson2に学習した直方体や円柱の要素が盛り込まれています。
作図する際には、これまでに学習した事を思い出しながらスケッチしましょう!
【How To Draw -グリッドを使った作図法-】
【セクションで考えるパースの解説】
車をクォーターでスケッチする際によく起こるミスをまとめて解説した動画です。
※使用するファイルは「テキストと参考資料」内に入っています。
【PHOTOSHOPを使ったパースのセルフチェック方法】
自分のスケッチのパースをPHOTOSHOPを使って確かめる方法をご紹介します。
添削アドバイスは、線、パース、面の観点でチェックしています。
この方法を使えばパースのセルフチェックができるので、提出前に試してみてください。
また、今までの作品もこれに沿ってチェックしてみると、自分の感覚とのズレが分かって上達に一歩近づけると思います。
完璧にあわせる必要はありませんが、これをやることによって、大幅なズレが無くなりますので慣れるまでは癖づけのためにもトライしてみてください。
※使用するファイルは「テキストと参考資料」内に入っています。