第3回:結果発表 <テーマ>「2020年に乗る大型バス」

皆さん、こんにちは!講師の山下です。

ご存知の通り、第3回「CDA Design Competition」は日野自動車の本社にて、デザイン部長の松山耕輔氏をお迎えして選考会をおこないました。第一線で活躍している商用車のプロフェッショナルから直接もらえるアドバイスはまさに目からウロコ!

計43名の受講生に参加してもらい(日本人27名 / 海外16名)、作品数はなんと50作品以上。今回の入賞作品数は、Sクラス2名 / Aクラス5名 / Bクラス8名となりました。

【 S-1 】田中 謙次さん

<コメント>

松山氏

コンセプト×インテリア×外形の3つのバランスがとても高いレベルで表現できていると感じました。社会の中でのバスの位置にも目線がある事も評価のポイントです。

山下氏

ユーモラスで形の完成度も高い、かつコンセプトも練られている。プロダクトデザインとしての追求をお願いしたい。

栗原氏

やはり1番はコンセプトだが、形ともに完成度の高さが光っていた。楽しめる提案になっていて良い。

【 S-2 】岩波 修さん

<コメント>

松山氏

ある意味でバスはただの四角い箱。今回のコンペでは皆さんどうやって箱から離れるかを考えていたと思います。この提案は多角体というアイディアに偏りすぎず、インテリア=乗る人の楽しさをしっかりと形に表現していて、高いレベルでバランスがとれていて良い。提案内容もGood。

山下氏

デザインテーマと内装のコンセプトが魅力的。フォルムの追求を期待したい。特にフロントのデザインは再考の余地がある。

栗原氏

機能的な提案とフォルムが合理的、エクステリアはもう少しシンプルにしても意図が伝わると思う。もう少しシンプルにしたら更に良い。

【 A-1 】Predrag Stajic Strandhag さん

<コメント>

山下氏

デッサン力は高く、フォルムで見せているのは良い、次はプロダクトとして完成させて欲しい。

栗原氏

ユーモラスでユニークなデザイン、機能上も問題なさそう。スケッチも上手だと思います。

CAN氏

可愛らしいフォルムで街中でも馴染みそうな点が良い。

【 A-2 】Alireza Saeedi さん

<コメント>

山下氏

表現力は高い、アイディアも良いが、サイドビューの斜めカットに違和感がある。

栗原氏

丁寧な表現力で良いが、リアの部分を修正すると更に良くなる。

CAN氏

素晴らしいレンダリングスキル!ただアイディアの面ではもう少しモノ足りなさを感じた。

【A-3】Predrag Stajic Strandhag さん

<コメント>

山下氏

アイディアは面白く、デザインも独創的で Good。仕様と合っていない点がおしい。課題の内容も理解すること。

栗原氏

動物的なフォルムが目を引く、ただ少し課題に外れるがユニークさが目立っていたので、選んだ。

CAN氏

今回の条件に納まっているのかが微妙ところ。ただその懸念を払しょくするくらい形の面白さがあった。

【A-4】Agri Bisono さん

<コメント>

山下氏

フォルムの大きな動きは素晴らしい、ただしサムネイルの 3/4 ビューの良いアイディアが出ていない感があった。

栗原氏

スケッチスキルが高い。カッコいいフォルムを表現している点が評価できる。

CAN氏

スケッチテクニック、見せ方がとても上手い良い例。バスのターゲットユーザーの設定もしっかりとしていて Good。

【A-5】Kaustub Hadhav さん

<コメント>

山下氏

デザインテーマがしっかり表現されていた。窓まわりのグラフィックなど、シンボリックにするとさらに良い。

栗原氏

まとまったスタイリング。ルーフラインと丸いボディーラインを調和させるとさらに良い。

CAN氏

パッケージをしっかりと考慮していて、限られた条件の中でデザインをしようとしている点が良い。


【B-1】神代 真徳 さん

【B-2】発地 昇太 さん

【B-3】Manish Soni さん

【B-4】Predrag Stajic Strandhag さん

【B-5】Carlos Puerta Mascaró さん

【B-6】大西 佐知 さん

【B-7】佐藤 翔一 さん

【B-8】釈 光一 さん

第3回の作品

CAR DESIGN ACADEMY

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