こんにちは、Car Design Academy受講生の皆様へ。
先日の12月18日に開催されたCDAデザインコンペティションの審査結果をお届けします!
最終審査では全8作品が審査されました。
今回は「人を笑顔にする」をどのように捉えて、どんな提案をしたのかという事が評価のポイントになり、栗原先生が丁寧に審査されました。
参加された受講生はもちろん、他の受講生も、それぞれの作品がどのように評価されたのかご覧いただき、今後の作品制作の参考にしてください。
親子で天体観測が楽しめるクルマの提案。車内で寝転んで夜空が見れるよう、ルーフがリアに向かって傾斜していますが、その事によって生まれたプロポーションが強い個性になっています。そして、全体の雰囲気は海・山にでかけたくなるタフなところと周囲に威圧感を与えない優しい丸みの両方を兼ね備えており、今回のコンペテーマに相応しいデザインという事から、今回の最優秀賞が決まりました。
今回の提出作品の中で一番大きなサイズの提案となったこの提案は、近年更に人気が高まっているスケーターのためのクルマ。現在は渋谷MIYASHITA PARKにもスケートパークがある事が物語っているように、スケボーは都会のスポーツという印象がありますが、そのイメージを「モダン建築xトラック」という形で見事に表現していました。発想のユニークさとまとめの巧みさが評価された作品です。
中間発表の提出作品とはガラッと提案内容が変わった作品です。これは実社会でも言えることですが、中間チェック時に良い評価が得られなかった場面で、これまでの案を止めて新しい案を考える事も必要です。それまで苦労して考えた案を止めるは非常に勇気がいる決断ですが、サンクコストとしてスパッと気持ちを切り替える事がポイントです。また、中間チェック時にどの作品が評価されているのか、仕事であれば、クライアントの言動を細かく覚えておくことが大切です。Kuwasakiさんの提案は新規性を感じさせるスタイリングはもちろん、機転を利かせたデザイナーとしての能力も高く評価されました。
Winners & Judge’s Comments
今回のコンペのテーマ「人を笑顔にするクルマ」ですが、実は今から20年ほど前に栗原先生がデザインした一人乗りEVは、個性的であり周囲を笑顔にするようなデザインでした。栗原先生にデザインについて校長の喜屋武がインタビューしましたので、ぜひご視聴ください。
20年前経った今も現役!近所の買い物などで活躍しているそうで、買い物先では常に注目の的のようです。
貴重な当時のパンフレットの一部。赤いパネルも良いですね。
インタビューでも語られていましたが、様々なライフスタイルに合わせたカスタムが可能。
見るだけでもワクワクさせるオプションの数々。
CDAコンペに参加された皆さん、
おつかれさまでした。今回もタイトなスケジュールの中で様々な提案を生み出していただき、審査員含めスタッフ一同、楽しませていただきました。
今回は参加者のレベルが全体的に高く、表現力だけでなく高い提案力も兼ね揃えた方々ばかりでした。その理由のひとつに、今回の参加者はカーメーカー内定者や現役のデザイナーの修了生が参加していた事が挙げられます。このようなメンツでデザインコンペができることは、様々なバックグランドをもつ受講生が学んでいるオンラインスクールCDAの魅力のひとつであると考えています。今後もCDAではこのコンペをできる限り継続していく所存ですので、現在受講中の方はもちろん、受講修了した方も、ぜひご参加ください。