【!重要!】
Lesson3の課題は受講開始から1週間以内にご提出お願いします。また講師との面談は受講期間を過ぎると受けられなくなるので、ご注意下さい。
*何かシステムのエラーや使い方でご不明点があれば、info@cardesign.jpにご連絡下さい。
これからCDAを体験する前に、少しだけCDAエクステリアコースの説明をさせてください。
CDAのコースは、(1)スケッチスキル、(2)プレゼンテーションテクニックの2つを主にカバーするプログラムとなっています。
カーデザインにおいて、デザイナーのアイデアを具体的に第三者に伝えるためには、高度なスケッチスキルが必要です。CDAエクステリアコースの前期では、正確なラインコントロールとパースペクティブ(遠近法)やプロポーションのセオリーを学習します。これらをしっかりと学ぶことによって車を様々な方向から描く「バリュースケッチ」ができるようになります。また、車の形状を立体的に表現するのに重要なペインティングも学び、頭の中のイメージをより具体的に表現するためのスキルが得られます。
スケッチスキルは重要ですが、さらに大事なのは、ディレクターなどデザインの方向性を決める人物に向けたプレゼンテーションテクニックです。コースの後期では作品を制作するために、コンセプトを立案、アイデア展開、レンダリングそしてコンセプトボードの作り方を学びます。この学習の中で、自身の作品のスロトングポイントをより効果的に伝えるための手法を、デザイナーである講師指導の元、身に付けられます。
このトライアルコースでは車のクォータービュースケッチを描いていただきます。それではまず、“クォータービュー”とは何なのか?と疑問を持ったかと思います。クォータービューとは、車を斜めから見たスケッチのことです。
このスケッチへの挑戦はきっとエキサイティングな経験になるでしょう。なぜなら、あなたがこれからデザインするものは1トン以上の重量、そして時速100キロを超えるスピードで走るプロダクト製品なのです。一般の人が手に入れることができる製品の中で、これほどダイナミックなものは他にあるでしょうか?
これからトライアルコースのレッスンにて、コンセプトを立案して車をデザインすることになりますが、ぜひその際にはその車の”走る姿”を想像しながらクリエイションを楽しんでください。
レッスン4にて、クォータービュースケッチと合わせて、サイドビュースケッチを描いていただきますが、これら2つのスケッチが同じ車のデザインを表現しているのかよく確認するようにしてください。これは実際の自動車デザイン開発においても重要な事で、一つのデザインを詳しく伝えるためにバリュースケッチを描きますが、それらのスケッチは必ず同じデザインに見えなければいけないのです。
私達は、この「異なるビューのスケッチを同じデザインにする」事が、カーデザインを学んで日が浅い方や初心者の方にはハードな事だと認識しています。
でも安心してください。豊富な指導経験を持つ講師が、どのようにすれば改善できるのか、適切なアドバイスを与えます。多少自信のないスケッチでも躊躇せずにご提出ください。実際にこのトライアルコースを受講したほとんどの方は自分の改善すべきポイントを理解されました。
プロのカーデザイナーは車のスケッチを描くだけではなく、色々なセクションの人たちとコミニケーションを取りながらプロジェクトを進めていきます。もしあなたがカーデザイナーになったら現場でエンジニアと設計について打ち合せる場面が必ず訪れるでしょう。そのときに重宝するのがスケッチです。議論しているパーツなどをその場でスケッチして、ビジュアル化して共有することにより問題解決の糸口を探るきっかけを作ることもデザイナーの大事な役目です。そのスケッチを描くためには、正確にパースペクティブと比率をとる能力が必要なのです。
このトライアルコースには組み込まれていませんが、CDAエクステリアコースでは、この大事な基礎であるパースペクティブをしっかりと学べるプログラムになっています。
ミーティングなどの議論の場で実際に使われたスケッチ。問題点や解決案をビジュアル化することでプロジェクトを円滑に進める事ができます。
長いストロークで線を引くためには手首を動かさずに腕を振るようにしましょう。また、肩に力が入りすぎると線が硬くなってしまいますので、肩の力を抜いてリラックスして線を引くようにしましょう。姿勢については、机と平行に座るのではなく、腕を振りやすい角度で机と体を開くようにしましょう。
そして肘ではなく、肩を支点にして腕を振ってみてください。そうすると、無理なく腕が動かせるので、直線が引きやすくなります。この方法は曲線でも有効です。ぜひ試してみてください!